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出演者のプロフィール
菅 英三子さん(Sop)
京都市立芸術大学、ウィーン国立音楽大学卒業。フランシスコ・ビニャス国際声楽コンクール”コロラトゥーラ・ソプラノ賞”、Aクラス国際声楽コンクール第2位、ウィーン国際新進オペラ歌手コンクール第1位、藤沢オペラ・コンクール第1位および福永陽一郎賞など受賞多数。
91年、プラハ国立歌劇場「後宮からの逃走」でオペラ・デビュー以来、日本を代表するコロラトゥーラ・ソプラノとして国内外のオペラ、コンサートで広く活躍、高い評価を得ている。
京都市立芸術大学助教授、宮城学院女子大学非常勤講師。
遠藤 恭子さん(Alto)
仙台白百合学園卒業。国立音楽大学声楽家、同大学院ドイツリート科卒業、ドイツ・シュトゥットガルト国立音楽学院大学声楽家首席卒業、同オペラ科卒業。在学中オーディションに合格し、ヴュルテンベルク国立オペラ劇場に於いて、モーツァルト「魔笛」の第3の童子役でデビュー。その後、1984年まで契約を結び、多数のオペラに出演。コンサート歌手としても多くの宗教音楽、歌曲の音楽に従事。1985年帰国後、定期的に仙台でリサイタルを開催。また、アルトソロとして、「メサイア」「第九」他、数多くの宗教曲、歌曲を演奏。現在、宮城学院女子大学音楽科、山形大学地域教育文化部、尚絅女学院保育科音楽コース各講師。日本演奏連盟会員。
平成9年度宮城県芸術選奨受賞。
中鉢 聡さん(Ten)
藤原歌劇団団員。
東京芸大卒業。日本オペラ振興会オペラ歌手育成部第11期修了。
92年ロッシーニ国際オペラコンコルソ入選。平成5年度文化庁芸術家国内研修員。
東京文化会館推薦音楽会オーデション合格。オペラ歌手育成部在学中の1990年、秋田県制作の郷土オペラ「ねぶり流し物語」でデビュー、続いてモーツァルト「バステイアンとバステイエンヌ」に出演し、修了公演では「オリー伯爵」のタイトルロールを歌った。
その後プーランク「カルメル会修道女の対話」等に出演し1995年「椿姫」のガストンで藤原歌劇団にデビューを飾り、96年「東洋のイタリア女」(日本初演)のシーシンで好評を博す。
その後イタリアに渡り、ミラノでボッケリーニ「スタバト・マーテル」などのコンサートに出演。
その後、藤原歌劇団「愛の妙薬」、新国立劇場開場記念公演「建・TAKERU」(97年)、「椿姫」(98年)、「こうもり」「マノン・レスコー」(99年)、「セビリアの理髪師」「ドン・キショット」「幸せな間違い」(2000年)などに出演。その他、「第九」や各種コンサートで活躍し、NHK教育TV「愉快なコンサート」にレギュラー出演した。
成田 博之さん(Bar)
国立音楽大学声楽科卒業。同大学院オペラコース終了。二期会オペラスタジオ終了。文化庁オペラ研修所終了。中村健、小川雄二、大賀寛の各氏に師事。第8回日本声楽コンクール第1位。第69回日本音楽コンクール第3位入賞。同時に優れた日本歌曲の演奏者に授与される木下賞を受賞。第5回藤沢オペラコンクール第2位入賞など、数々の栄誉に輝く。
文化庁派遣芸術家在外研修員としてイタリア・ボローニャにてバリトンのパオロ・コーニのもと研鑽を積む。2003年アテネで開催された「国際ミトロプーロス声楽コンクール」で最高位入賞(順位なし)。入賞者記念コンサートと表彰式がギリシャ国内でテレビ放映された。これによりアテネ五輪の文化事業の一環として2005年オリンピア野外劇場で上演されたオペラ「エウメニデス」(世界初演)に出演。
国内においても初演を含む多くの主要なオペラ公演に出演している。2003年秋には日生劇場開場40周年記念特別公演、ベルク「ルル」(3幕版・日本初演)、2004年サントリーホール・オペラ「トスカ」に出演し、世界的なアーティストに一歩も引けを取らぬ演奏で注目を集めた。2005年1月新国立劇場「ルル」、5月サントリーホール・オペラ「ラ・ボエーム」、最近では7月王子ホール委嘱作品ギリシャ劇「エレクトラ3部作」にて好演。古典から現代オペラまで幅広い作品で高い評価を得ている。
コンサートにおいても主要な宗教曲、ドイツ・リート、日本歌曲の演奏会に出演し、何れも好評を博す。その他、NHK-FM「名曲リサイタル」にも出演。繊細な性格描写と多彩な表現力を持つ、注目のバリトンである。二期会会員。


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